昨年の話になりますが、現在携わらせて頂いている古民家のリフォームで、
別宅の玄関の天井に納まっている格天井をもう一度使用するため、
解体させて頂きました。格天井を組んだことのない自分にとってはまたとない
勉強の時間になりました。格子に組まれた桟は編み込むように組まれていることがわかって驚きました。再使用のための解体を経験することによって、何気なく見ていた格天井が
また違う意識を向けるようになりました。やはり何事も経験ですね。
苦労すると思いますが、もう一度この格天井を上手によみがえらせたいと思います。
今日は先日折れてしまった玄翁の柄を仕込みました。
柄は三木の金物市で購入した「グミ」の柄で前回つけて「カシ」
の柄よりも衝撃が手に響きにくいとのことでした。
今までまっすぐの柄しか使ってきてなかったので、慣れるまで時間がかかるかもです。
でも曲がってる方がなんか「かっこええ!!」これからまた宜しくお願いします。
一回り小さい玄翁の柄はだいぶ短くなってきたから、こっちも替えんといけんなぁ。
こんどはどんな柄にしようかな。ホームセンターにあるのじゃなくどこで見つけようかな。
リフォームの現場も終わりに近づいてきました。養生をめくり、
仕上がった階段のお披露目です。お施主さんが見たらどんな
反応するかなー、と思いながらせっせと掃除を進めていました。
いろいろな注意することに気を付けて、行きついた答えがこの仕上がりです。
写真ではわかりにくいですが、直階段の部分で段板の長さが7cmほど変わっています。悩みに悩んで作ったこの階段に我ながらに、満足しています。
リフォーム現場続きです。鉄製のバルコニーの骨組みの上に桧の床板を貼りました。
赤さびがひどかったのでケレンして錆をできるだけ落し、錆止めを塗り、黒の艶消しで
仕上げました。レトロのアイアンって感じで、なかなかいい味が出てると思います。
桧の板は、雨にかかるところなのでオスモのウォルナットを塗りました。
自宅もこの塗料を使っていて、おなじみって感じでした。
リフォームのときこの鉄のバルコニーを解体してアルミのバルコニーにしているところをよく見ますが、鉄のバルコニーの復活した仕上がりを見ると、やってよかったなと、
しみじみ思いました。
階段施工の続きです。今回は片方の側板を見せようと思います。
ただ、ここの住宅、建物(1階部分)が台形になっており、
階段は上に行くほど狭まっています。側板が平行にならない場合、
段板の加工が変わってくるのかなーと思いつつ、同じように加工して、
何とか納まりました。仕上がりは、また今度アップさせて頂きます。
只今、階段の加工を行っています。
自分の中で思い描いたように組んでいくのは、
やはり楽しいですね。プレカットの階段(あらかじめ工場で
加工された階段)と比べると正確性と加工スピードは
劣るかもしれませんが、その分、オリジナリティと応用性、
何より達成感は全然違うと思います。
大津の現場は始まってはや2か月以上たちました。
部分解体や搬出、補強、白アリ駆除などをえてようやく床下地が終わり、
サッシもすべて入れ替えられました。今回は窓リノベという補助金を
申請しようとしているので、最初の状態と入れ替えた後の写真をしっかり
おさめました。
外部もまだ終わっていないので、もう少し頑張らないといけんなぁ。
以前、京都で建具の枠付けをさせていただいた現場の建具が
取り付けられたいたので写真におさめさせて頂きました。
色が焼けてきて、また周りの景観に合っていくのだろうなぁ。
今回は京都で階段手摺の取付をさせていただきました。
継ぎ手部分を工夫して二本のスリットを入れて、ビスケット状にした
ウォールナットを入れてくさびにしました。しっかりとつながったけれど、
角度が90°よりも大きくなると、楔の長さも長くなるのに気づき、
ちょっと見た目がアンバランスかなーと思いました。
一般社団法人 職人が作る木の家ネットに
インタビューして頂きました。
取材を受ける前は、自分の生い立ちや経験してきたこと
出会ってきた人などいろいろと思い出し、新鮮な気持ちになりました。次の
リンクでインタビューを見ることができます。
よろしければご覧ください。
https://kino-ie.net/interview_1011/